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犬に対しての考え

犬は犬として、人は人として

人は人として生きていくためのルール(道徳)があり、犬もまた犬として生きていくためのルール(道徳)が存在します。この二つの動物のルールは共に群れをなす「共生」という言葉の通り、共に生きる=集団生活をとることができる動物です。集団生活をとるためのルールが存在するのです。それが社会性です。
この社会性は、人は人、犬は犬、それぞれの社会性が存在し、決して同じモノではありません。それぞれの社会性はどうやって身につけていくのか。それは親の存在がとても大きいのです。これは人も犬も変わりません。親と接して自然と身につくものなのです。人は人の親から、犬は犬の親から。生きていくための土台となる社会性をいかにして身につけていくのか。「犬は犬から」土台を形成するには、決して人は犬の親とはなれません。犬は犬として生きていくための基礎を作るには、人の手のみで学ばせることはできません。人は犬に「犬の社会性」を学ばせることができませんが、その犬の社会性を学ばせる「環境」を与えることはできます。
ブリーダーの考え方や飼い主の考え方によって、その子にとって大切な「環境」を与えてあげることができるかどうか決定されていくのです。
仲間同士余計な争いは避け、集団で生きていくための基礎を、とっても短い幼少時代にしっかりと身につけるには、ブリーダーのプロとしての高い知識と、飼い主の考え方が大いに関係あります。生まれてすぐのほうが「かわいいから」「慣れるから」といった考えが「一般常識」として当然のように言われています。
しかし、本当は違うのです。どうして大型犬が起こす怪我や死亡事故が多いのか。それは犬として身につけなければいけなかった一般常識が欠落しているためなのです。
それでは、野生の犬(野良犬ですね)はどうか。野生化してしまった犬の群れが、人を襲うことなんて滅多にないのです。それこそ人間が手を出さない限り起こりえないのです。
それはどうしてか。答えは簡単です。生まれた子犬は、人間の手がまったく介入しない世界で育ちます。つまり母犬や群れの犬から、純粋に犬として生きていくための基礎を教えられたからなのです。ですから、野生化した犬が人間を襲うことなんて、まったくないのです。しかし、「飼い犬」は犬の社会性のみを身につければ良いのかと言われると、それだけでは私たち人間の社会では生きていけません。「犬の社会性」を身につけると同時に、「人間に対しての知識」も身につけなければいけません。この両方がとても大事なのです。その根本的な知識が、広く知れ渡った「間違った犬の常識」のために、まったく考えられていないのです。
「犬の社会性」とは、犬自身が犬として生きていくために、最も大切なことなのです。そのいろんな経験を最も吸収する時期に、無理矢理親犬から引き離され、人間の手によって育てられていくのです。そういった子が、親となってしまうと「子殺し」「育児放棄」という行為に現れるのです。よく動物園などを取り上げたTVなどで耳にする言葉ですよね?
それはどうしてか。上記に示したとおり、その種の「社会性」を身につけていないからなのです。
当犬舎では、「犬として生きていくため」の基礎を重要視しています。詳しくは「犬の社会性」に記載していますので、今までの間違った常識を、本来の正しい知識として、是非お読みください。犬は決して人にはなれません。人もまた犬にはなれないのです。しかし、人も犬も共生できるのです。それには、その種の社会性を身につけることが大切なのです。そして相手の社会性を理解していくことが、共に幸せに生きるためには必要なのです。これが当犬舎の犬に対する考えです。

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