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間違った育て方

「しつけ」ではなく「感情」を理解させる

興奮してバタバタと落ち着きのないそぶりを見せる愛犬に対して、「○○(その子の名前)!スワレ!スワレ!フセ!フセ!フセ!!!マテ!マテ!」そのように一生懸命大声で愛犬に伝えようとされて苦労されていらっしゃる光景をよく目にします。
私の場合、「お前、うるさい!バタバタするな、じっとしておけ!」このように伝えますと、私の子たちは、私の顔を見ながら、一瞬で冷静になり座り込んでその場の環境にすぐにとけ込んでしまいます。しかもそれをご覧になった方が、「ほら、ちゃんと理解している」ってご家族で話されています。
この違い、いったいどういうことなのか・・・。
「どうしたらよいのでしょうか?」よく相談の電話があります。これがまた当犬舎の関連サイトをご覧になって、当犬舎出身の子たち以外のかたでも、秋田犬・ ジャーマン・ラブラドール・ゴールデン・ダックス・・・などといった他犬種を飼育していらっしゃる方からの相談もあります。
そしてほとんどの方が、「飼育レベル」のつきあいでしかなく、「家族レベル」のつきあい方を愛犬にしていらっしゃらないように見受けられます。
それで電話越しに聞こえてくる吠え声や、愛犬の行動について、尋ねるんです。
電話があった時から、そのかたの話し方で相手の子のことが目に浮かんできます。
そこで、「それだけではないでしょう?○○とかいった行動も取るでしょ?こんな仕草しますよね?」などと尋ねると、「はいそうなんです。」と返ってきます。
そのほとんどの相談内容を一言で言えば、「大暴走」なのです。ワンワンワン!!!けたたましくほえる、飼い主に噛みつく・甘噛みが取れない、などといった 行動は、人間側からするとまさしく「大暴走」なのです。しかし、犬からすると飼い主から教えられた「人間社会での常識」と受け止め、そのように認識してしまっているのです。
それはどうしてか。
「ダメ!」「スワレ!」「マテ!」といった単語に対してどのような行動を取るようなことしか教えていない、「飼育」的接し方なんです。
例えばオヤツを与えるとき、「スワレ」ですとか「マテ!」「ヨシ!」といった言葉で愛犬を制することしか念頭にない付き合いをしていらっしゃる。
私の場合、「お前、邪魔だからじっとしていろ、まだダメなんだって!」そう声をかけます。私がオヤツをあげる準備をしているわけですね。オヤツを取っていすに座り込み、テレビを見ながら、自分がやりたいようにしないとあげないわけです。オヤツあげるからといった態度をみせません。ごく普通に過ごしながら与えるわけなんですが、そのような際、じっと私の行動・仕草を眺めながら、次にとる私の態度や声をかける内容を理解しようとしています。そのような時、もの凄く冷静です。
ただ、話しかける。しかしその内容をしっかりと理解している。この違い解りますか?
多くの方が人間の言葉を行動によって学ばせようと必死になって教え込んでいらっしゃいますが、私は私の「感情」を理解させるように接しています。ですから バタバタとやっていても、私が立ち上がった瞬間、すぐに私の表情を読み取って、冷静になる。ゆっくりと近づきながら、私の感情を観察して私が何を思っているのか、伝えたいのかを自分で理解しようと行動するのです。「感情を理解させる」喜びは一緒になって喜んでくれます。悲しいときは悲しい表情を浮かべながら慰めてくれます。至福の時も共に・・・。
お互いの感情を理解し合える関係、これが家族として迎えた我が子に対しての接し方ではないでしょうか。

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