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犬の社会性1

母犬が赤ちゃんを殺す。狂気に走る!

信じられないかもしれませんが、実際起こっていることなのです。これはホワイトシェパードだけでなく、すべての犬種に言えることです。犬の社会性を身につけていない犬は、赤ちゃん子犬の鳴き声を聞いただけでパニックを起こし、幼犬が寝ているにもかかわらずその上を走り出し、踏み殺してしまいます。それどころか出産直後、どう育てて良いか解らずに、育児放棄をしてしまう。よく動物園で聞きませんか?育児放棄って。
他にも、成犬・若犬が、子犬の鳴き声を聞いただけで、パニックを起こして噛みつき、振り回して殺してしまうといったことも実際に起こっているのです。それを問題としてとらえず、ひた隠しにし、育児放棄・子殺しという行為をおこなう母犬から赤ちゃんを奪い取り、そして人間の手によってすべて育てられた子犬が、皆さんの元へ行っていることをご存じない方が多いのですが、それは当たり前ですよね。だってブリーダーがそのことを重視せず、「ある程度育った子犬を売れば良い。」と考えているからです。そんな商品としてしか価値を見いだしていないブリーダー、そんな子犬を引き取り販売するペットショップ。これが当然となっています。「犬の社会性」という言葉の意味もちっとも考えないのが現在の動物販売形態です。果たしてそれでよいのでしょうか?
皆さん、よく耳にするニュースで、「秋田犬が人をかみ殺した」って聞いたことありませんか?

上に書いていることを思い出してください。鳴き声(人の叫び声)によって、パニックを起こした犬が狂気に走るのです。これは大型犬にとっても多い事故なのです、まあ、当然といえば当然です。だって、人間よりも力があり、殺傷能力も兼ね備えた動物なのですから。大型犬は小型犬と違います。ですから、人を殺すような犬を人間社会に出してはいけないのです。それを防ぐのが、「犬の社会性を身につけること」なのです。それと同時に「人間の社会性」も身につけさせる。この二つの行為が必ず必要となるのです。

犬の社会とは

「優位性の意味を理解する」ことなのです。犬とは群れで生活する生き物です。以前、旅行先で野良犬の小さな群れを見かけました。声をかけても決して人に近づかず、ある程度の距離を持って付いてくる程度です。決して人を襲うことはないのです。しかし飼い犬はというと、それこそ色んな事故を起こしていますよね?その最悪なケースが人を殺す。その危害を加えた犬は、理解していないのですから、当然危害を加えた犬が悪いわけではないのです。根本的な思考が抜けているために、どう対処して良いか解らなかったわけで、その原因は、「生まれ育った環境が適切ではなかった」からなのです。つまり、適切な環境を与えることができなかった人間=責任はブリーダーにあるのです。
出産から子育てまですべてを任せることができない繁殖犬を用いて繁殖を行うブリーダーによって、そして「小さな時から飼いたい」という安易な考えを持って飼い始める購買者の考えによって、犬として生きていくために必要な意思表示のできない子が多いのが現状です。
社会性を持った子犬・若犬に成長するためには、「犬の群れの役割」が非常に大事なのです。
そして最も重要なのが、「母犬から育てられること」なのです。

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