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犬の社会性2

母犬から始まり、最後は父犬やリーダー的存在の成犬でようやく終わる。

当犬舎は「群れの中で育つ」が基本です。それこそその辺の少数で成り立っている群れではありません。数十頭が群れを形成しています。その中で子育てを観察する機会は当然のように毎日なのですから、常に目にしています。
まず生後1ヶ月半程度は、ひたすら母犬が子どもの面倒を見ます。それから屋外で母犬と共に群れの中で過ごすようになりますが、兄弟同士でじゃれ合ったり、母犬から厳しく注意されたり、日々の成長が見て取れます。これは体の成長ではなく、心の成長です。日々心の変化が伺えるのです。それは、行動の変化によって理解することができます。
そして段々と若犬たちから、軽い教育を受けます。最初はキャンキャンと鳴いていた子どもたちですが、次第と鳴き声を発することなく、上手に自分の意志を伝えるための仕草へと変化します。そして次第と個性が出てきて、つい我を忘れて元気よく暴れて(じゃれていたり、走り回ったり)いると、今度は父犬や群れの上位の立場にいる雄犬から洗礼を受けます。自信に満ちあふれた雄犬が子どもたちに突進し、横腹に鼻を当て、押し倒し低く唸ります。勝手な行動を慎めと教えるのです。それと同時に、強い犬のとる態度とその受け止め方を冷静に学びます。これによって、避けることができるケンカであれば、避けるための感情表現方法(仕草・行動)を上手に使うことができるようになります。これによって、人に対しての意思表示もとても豊かになります。それこそ瞳の輝きにも表れているのです。当サイトに掲載しているホワイトシェパードの画像をご覧ください。その瞳の優しさと輝きが、見事に表れています。こうやって群れでの生活を送ることによって、自信を付けた子どもたちが巣立っていくのです。

犬の社会を学んだ犬とそうでない犬の違い

犬の社会性。それが身につくのに一体どのくらいかかるのか。これを考えたとき、およそ「生後6ヶ月」と断言できるくらいの自信があります。生後3ヶ月、4、5ヶ月と、月齢によっても変化があります。巣立っていった数百頭の子どもたち。そして再会してその巣立ったときの月齢を統計すると、実に興味深いことが解ります。それは当犬舎の重要な情報として公開は致しておりませんが、群れの中で過ごせば過ごすほど、興奮状態から声をかけ、そして冷静になるまでの時間に違いがあります。
それが生後6ヶ月の時期以降の子どもたちに、顕著に表れているのです。そして認識の仕方の早さがとても早いのです。
しかし、犬の社会性を学んでいない子・・・これは当犬舎出身ではないホワイトシェパードを何頭も預かったりしながら理解できたのですが、人間の言葉に対しての反応にはすばらしいものがありますが、「パニックを起こしてしまうと、血走った目をして見境なく襲いかかり噛みつく」のです。そしてなかなか冷静になれないのです。しかも「繰り返して」行い「その行為は決して良くならない」のです。
しかし、社会性を学んだ子どもというのは、そういった行為に対して確実に理解して修正できるのです。これは犬の意思表示・感情表現をする犬の言葉という基礎を持っているためなのです。そのために、ある物事に対して再度理解を示すことができるのです。言葉を知らないために、本能的に襲いかかることでしか感情を表現できない社会性を知らない犬と比べれば、圧倒的に「飼いやすい大型犬」に育つという結論を導き出し、大変なコストがかかりますが、「犬の社会性」の重大さを考慮した繁殖・育成を行っているのも当犬舎の特徴です。
犬の社会性、これには決して妥協は致しません。『小さい子(赤ちゃん)をお求めでしたら、どうぞ他でご購入ください。』必ずこう申しあげるわけです。

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